2011年4月25日月曜日

「チェルノブイリ25周年救援企画 in 名古屋」04/24

~被曝した子どもたちの願いに応えるために~

4月24日(日)

名古屋 YWCAビッグスペース

13時30より


講師

広河隆一氏(フォトジャーナリスト・チェルノブイリ子ども基金設立代表・現顧問)

神野英樹氏・河田昌東氏(チェルノブイリ救援・中部 理事)



24日、中日新聞市民版に載ってました。



http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110425/CK2011042502000126.html



その直ぐ下には、同日に行われた「デモ行進」についても載ってました。

多分、自分が加わったのとは別のモノだと思います。



行進をしている時に、その様子を見た街の人たちの声

「でも~、原発無くなったら電気困るじゃ~ん。」

とか、

「がんばってくださ~い。」

とか、賛否両論色々な意見が出ていたようです。



一つ言っておきたい事は、「浜岡原発止まっても、停電はしません!」

平常時ですら、浜岡原発はしょっちゅう止まっているんです。
稼働率20%くらいだそうです。


今まで、中部電力管内で原発のトラブルによる大停電が起きましたか?



最初から、不安を煽っていたのは他ならぬ「テレビ」でした。




話を戻します。





「再生産が続くチェルノブイリの悲しみ」

〜チェルノブイリ25周年現地最新報告〜


広河隆一氏

震災・原発事故が起こり、すぐに福島へ取材に入り、そのナマの話を聞けました。

もともと、

「チェルノブイリ原発事故から25年」

のイベントだったのに、因果な事に、そこに

「福島原発事故、元年」

までも加わってしまいました。

この講演会の原稿も、直前まで何度も書き直しをしたようです。




事故後の人が居なくなった、福島県のとある町並みです。


「原子力正しい理解で豊かなくらし」


この看板が、無人の街に何十年も架かり続けるワケです。




浜岡原発。

空から撮った写真です。

平常時でこれだけ波が高いのですよ。



砂丘が堤防になる?

この上に防波堤を作ったとして、周りから入った波が引き波で戻ってきた時も大丈夫なの?



全く、中部電力の言い訳をまともに聞く方がバカバカしくなってしまいます。



今の日本国民は、現在のチェルノブイリがどうなっているのか想像できますか?


当時としては全く前例が無いだけに、何もかもが手探りで、ソ連の崩壊とともに切り捨てられた「ウクライナ」の隠蔽と隔離の歴史。

これによって、世界からも忘れられてしまった街。




放射能の恐ろしさに、最初でこそ立ち向かっていたのに成す術が無かった人達が最後にとった行動は、『忘れること』だったそうです。




原子力発電も、扱えているようで扱いきれない。


放射能も封じ込めたようで、封じ込めきれていない。



25年経った今でも、それが現実です。



そこから、今目をそむける事は25年後の日本も同じようになってしまっても、おかしく無いと言う事。



きちんと、現実を理解して行動に移していかないと同じ過ちの繰り返しです。



日本は『原発先進国』だから大丈夫?



いいえ、今の日本の行政がしている対応は、チェルノブイリ(当時のソ連政府)のそれより悪いです。


・住民の避難

・事故現場の作業

・汚染地区での規制


民間団体・国際機関からの指摘を受けてから、調べ始めて対応?

正確なデータも示さないのに、自主避難を呼びかける?

国民に対しては、「デマを流すな」と言っておきながら自ら最大のデマを垂れ流す?



何をとっても、後手後手です。



そのうち誰かが助けてくれると思っていても、そんな余裕のある人はこの国には居ませんよ。

みんな自分の事で手一杯なんです。


自分はそう思いたくありませんが、そう言ってるでしょ?




「菜の花が拓くチェルノブイリの未来」
〜チェルノブイリ・ナロジチ再生菜の花プロジェクト・報告〜

神野英樹氏・河田昌東氏



ここでは、語弊があるかもしれないので、内容を詳しく纏めるのはやめます。

それぞれで勉強してください。



ただ、一つだけ、


「今すぐ菜の花を福島に植えに行けば汚染された大地が浄化される」


と、言うのは『デマ』だそうです。

現段階の福島の汚染状況と、今のチェルノブイリの汚染状況が違うからです。



しかし、今の行政・東電に今後の見通しを立てれるだけの情報が有るかと言えば、間違いなく無いそうです。


因みに、政府の誰々もその「デマ」をつかまされてチェルノブイリまで視察に行ったそうです。




要するに、こんな事態は想定していなかったので、その時どうすれば良いのか?と言うマニュアルは存在しないのです。


最初から「対策本部の仲良しこよし」に迅速な対応を期待しても無駄だったのです。

それこそ、「想定をしていた人たちに」泣きついて皆で協力しないと解決しません。


今、やらなければいけない事が何なのか?


これは、それぞれが現状をきちんと理解しないといけないと思います。




民意が動かなければ国も、電力会社も、保安員も変われないと言うことです。


黙認する事は、容認する事と同じです。



0か、1かでは大きく違います。

100の事をしろとは、言いません。


せめて、0から1への意識の転換を切に願います。



まるきゅ~@九拝

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