2011年6月7日火曜日

「かえるプロジェクト」まとめ

冨田貴史さん講演会

『元気に・明るく・仲良く』


話が硬くなってしまったので、途中に「道草あるばむ」も織り交ぜながら説明します。




『お茶会からはじまるコミュニティ』

これからのエネルギーを考える為の場所

先ずは、仕組みから理解する。(簡単な事、理科の実験みたいな事から)

(超深地層研究所の有る瑞浪市のCAFE)


『目で見て、感じて、考えて』

・静岡の「浜岡原子力発電所」へ行ってみる。(行く過程や、現地の人との係わり)

・瑞浪の「超深地層研究所」へ行ってみる。(今後、確実に向き合っていかないといけない問題です。岐阜県の人だけではなく世界中の人が。)

・パレードに参加してみる。(6月11日は、震災からちょうど3ヶ月。全国各地で色々なパレード、イベントが行われます。)

「何が正しいのか?」では無く、自分の「目で見て、感じて、考える」ていく過程に大きな意味があります。

この大きな分岐点立たされて、考えすぎて何も出来ないのは『勿体無い!!』

※忘れてはいけない事、大事なコト。
・孤立しない、させない。(仲間を作る)
・大きなウネリに飲み込まれない。(力の流れに逆らわない)

(柳ヶ瀬商店街 青空市場?)


『子どもの教育』

まず、それを支えるベース(地域のコミュニティ)が有るか?

子どもを取り巻く、地域、親、大人たちが理解しているのか?

その、土台が出来上がっていないと逆効果。


子どもは、学びのキッカケを与えると、自力でどんどん吸収していく。

それに親が付いていけないと、そこで行き詰ってしまう。

(今回のメイン会場 柳ヶ瀬 あい愛ステーション)


『原発立地の条件』

婦人会が強い地域では、立地は成立しない。

例:「原発がこわい女たちの会」

現在は「原発に怖がられる女たちの会」と呼ばれるまでに成った。

※原発立地の話は、地域コミュニティが弱い(弱らせた)トコロに持ってくる。

(お昼ごはん 空歩21の竹皮弁当)
>コロッケは、商店街のお肉屋さんで買ってきました。


『放射能対策』

・どくだみ
・梅干
・味噌(八町味噌)←発酵食品

強い身体・心身作り。


過去の過ち、蓄積されたデータ


自然放射線→原発からの距離160km以内・核実験?

日本でそのリスクを避けられる場所は極わずか。→北海道の一部など


「複合的に影響を及ぼす。」→免疫力低下、精神的、コミュニティの崩壊。

「ただちに影響はでない。」→数年、数十年、先天的にも影響を与える。

(昼の講演会 冨田貴史さんのおはなし)


『エネルギーシフト』

重要なコトは、何が正しいのかでは無く、どう変わっていくかを考えていくコト!!


既に、原子力産業からシティバンクは降り始めている。(投資家の対象は別のモノ)

自然エネルギーは、伸び率が増えている。


核戦争から始まった、原子力産業の抱える問題の行き詰まり。


世界が変わる・変えられるキッカケ。「3.11」

これから先、エネルギーを巡る世界はイヤでも変わらざるおえません。この流れは変えられません。


無理して、背伸びして、焦ってみても、自分の言葉になっていなければ人には伝わらない。

>ここ、自分が間違って解釈していた大きなトコロです。

(講演会の会議室の入っているテナントビル)
>味の有るビルです。岐阜らしい。


『原子力関連の言葉からくる意図を見抜くコツ』

・難しい言葉=理解して欲しくない、深く考えて欲しくない。(高レベル放射性廃棄物、超深地層研究所、電気事業連合会など)

・簡単な言葉=直ぐにでも認知して、身近に感じて欲しい。(MOX燃料、NUMO、東電など)

(ちょっと休憩)
>上のテナントビルの中の喫茶店


『戦争でお金を回すシステムの破綻』

世界が抱える問題。

情報の流れる速度。

アメリカは行き詰って、「刑務所ビジネス」へ移行している。

石油産業から始まって、核戦争に突入し、ゴミの後始末。→出口が見えず後が無いトコロまで来ている。


この先、回っていかないことは明白です。

それを、目に見えない世界に押し付けるコトが出来なくなった理由が「情報網の発達」です。


情報に翻弄されないように、目に見える世界(なか)で考える(向き合っていく)事が求められている!

(CAFE COMEDIAN)


『コミュニティの強化』

目に見えるトコロで回す!

上関(祝い島)から学んだ事→小さなコミュニティ「循環型社会」

(姉妹店? コメディ庵)
>ロイヤルプラザ、中も味の有るテナントビルでした。


『六ヶ所村問題』

高レベル放射性廃液→処理できないで溜まっている。

・小学校のプール1杯分くらい

・17時間の電源喪失(拡販できないと)爆発する。→爆発

・容量オーバーで全国の使用済み核燃料を受け入れられない。

若狭湾沿いの原発のゴミのキャパ→2年くらいで溢れはじめる。


>中間貯蔵施設の建設が、最優先課題!

最終処分場は、この先何年・何十年と結論が出ないで続いていく問題なのは確実です。

その現実に向き合うだけの「覚悟」と「理解」が必要。

(映画上映会 東京原発)
>結構面白かったです、7年前によくこんな映画作れたな~と思ってしまう内容でした。


『小さな世界(コミュニティ)』

それぞれの意見(反対意見、賛成意見)を言い合えて、考えていける場所が必要。

結論は直ぐにでない問題に直面している。

情報共有・議論をする場所

※重要なのは、同じ価値観の人だけで纏まらない!



時に、正論を振り翳すと、


傷つく人をつくってしまう。


間違った人が居たとして、お互い批判して潰し合っていても『良いモノ』は生まれない。

冒頭に書いたような、「お茶会」からはじまる地域の交流場所。

全てを完璧に理解するのではなく、詳しく説明できる人と繋がっているだけで十分。
※興味の無いことを理解するのは大変です。それぞれ適応・不適応があります。

>たとえば、家を建てたければ大工さんに聞くとか?魚を買いたければ魚屋さんに相談するとか?

その目に見える世界での「会話」と「繋がり」を大事にする。


(主催の mb cafe)



『今まで原発を無くせなかった理由』

①核兵器の戦争(原子力の平和利用は目くらまし)

②産業の構造(24h稼動の巨大産業の発達)

どちらも行き詰っているので、変わらざるおえないのは明白。

>そのシステムが地域内で循環していける構造に換わっていけば、解決できます!

※変わるのは時間の問題。

>それだけ大きなモノが動いていたので変わるには時間とエネルギーが発生する。

※テレビCMで宣伝して売らなければいけない状況→売れないから頑張っている。
(電気事業・原子力産業の行き詰まり、震災直前は最終大安売りの状態だった)

(夜の講演会)
>たっぷり、2時間半話して頂きました。


『電力一元管理』

当時は必要だった。(50年前、3世代くらい前)

戦後の奇跡的な復興を遂げた。

今は、時代も技術も変わっている。

(お勧め資料①)
>大手のスポンサーを持たないメディア


『小さなアクション』

・シール投票>簡単なモノ、続けられるモノ

・時々デフラグ>気持ちをリセットする。頭の中にあるモノを書き出して見えるようにする。

(お勧め資料②)
>原発の状態に目が行きがちですが、食品汚染は日本中どこでも意識が必要です。


『余談』

・世界の被曝→3/4はウランの採掘が原因(目に見えないトコロで起きている)

・大気圏核実験に使用された核物質の量、「5kgくらい」

・本屋さんにコーナーを設けさせる(週間金曜日 Veggyなど)

・郡上のいとしろ(マイクロ水力、モデル事業)

(実家のバラ)


『最後に一言』

注:これは和尚としての自論です。


私たち人間は、地球と言う大きな構造体(まるい、ぐるぐる回る、繋がっているモノ)の一部です。

少なくても現時点では地球の上で物事を考える、何れ人類は宇宙に出て行くでしょうが。

その、宇宙すら回っている。


やはり、『循環』の一部なのです!


仏教的に表現すると、「曼荼羅」(まんだら)です。

「歯車」「輪廻転生」「命を繋ぐ」色々な言い方は有ると思います。


その1つの「コマ」は、無くてもダメ、大きすぎてもダメ、小さすぎてもダメ。


それを理解したら、自ずと「ヤラなければ、いけないコト」が見えてくるのではないでしょうか?



「死にたくな~い」と思って過ごすのと、


「生きたいッ!」と思って過ごすのでは、大きな差が出来きてきます。

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