2012年5月4日金曜日

「人間万事 塞翁が馬」

ことばのレシピ語楽 故事成語の詰め合わせ 人間万事 塞翁が馬

http://www3.kcn.ne.jp/~jarry/koji/kj004.html

 占いの得意な翁(おきな=おじいさん)が、国境の塞(とりで)の近くに住んでいました。

 ある日、その翁の馬が逃げ出して、北の地へ逃げてしまいました。周りの人々が「残念ですね」と、なぐさめにいくと、翁は「いや、このことが、福になるかもしれない」と言いました。


 それから数ヶ月後。なんと、その翁が言ったとおりに、逃げた馬がもどってきました。さらに、すばらしい名馬も一緒に連れて帰ってきたのです。周りの人々が「良かったですね」と、お祝いにいくと、翁は「いや、このことが、禍(わざわ)いになるかもしれない」と言いました。


 翁の家にはどんどん名馬が増え、翁の息子は乗馬が大好きになっていきました。そしてある日、翁が言ったとおりに息子が落馬して、股(もも)を骨折する重傷を負ってしまいました。周りの人々が「かわいそうなことになりましたね」と、お見舞いにいくと、翁は「いや、このことが、福となるかもしれない」と言いました。


 それから1年後に、戦争が起こりました。近くの若者の10人のうち9人までが死んでしまうようなかなり悲惨な争いとなりました。ところが、息子は落馬のせいで足が悪かったため兵役に出ることはなく無事でした。やはり、翁が言ったとおりになったのでした。


悪いと思ったことが、いいことになり、いいと思えることが悪いことにもなる。 短期間のことだけで判断しない。もっともっと大きな目で、流れに乗れば人生必ず道は開ける -- onodekita (@onodekita)


>目先の損得だけでは、結論は出ない。


 まるきゅ~@九拝



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